TDM - トウキョウダンスマガジン

TDM Interview
PINO&群青スペシャル対談
--- 「心技一体」(群青)
--- 「自然の摂理に逆らわない」(PINO)
群青ってB-BOYだけどインディアンっぽいよね、"黒"は"黒"でも(笑)。それでもってB-BOYっていうよりヒップホップっていうイメージがあるな。
 

P:群青のブレイキンってそんな感じだよね。
G:あ〜…でも、どーなんすかね。ニューヨークを訪ねようと思ってるんですけど、こんなオレってどう映るんかなって。"ちょっとお前B-BOYじゃないし"ってなったらイヤやな。それに超ヒップホップっすよ。田舎育ちなんで、まぁ、ひん曲がった感じで覚えちゃったんすよね。"いいものはいい"みたいな…
P:でも、それでいいんじゃないの。
pino&群青G:しっかりとした文化的な精神を理解した上で、自分のオリジナリティーでいいとは思います。オレも超ヒップホップ好きやし、リスペクトしてるし。でも、スタイルは欲しいっすもんね。他と同じような感じになるんは、ちょっとイヤなんで…。PINOさんも海外の雑誌とか本読んだりするの好きでしょ。オレ、お守りとかもつけてたりするんで、クランプとか、そういう精神的なものとか興味あるんですよ。

自分の精神の中で大事にしてるものはある?
 

群青G:なんか今回はテーマがでかいっすねぇ(笑)。
P:下手なこと言えないよね。
G:心技一体って言葉ありますよね。踊ってる時の状況・感情とかは、無心でやってても、"その人"やから別にいいんです。踊り方も人それぞれ、箸の持ち方もいろいろあるじゃないですか。技術だけ良くても、ハートがないと、"技術だけはすごいですね"ってなる。でも、気持ちだけあっても、技術がないとアカンし。やから、そういうのは意識してます。心・技・体みたいな。それが一体化してる時が一番最強なんですけど、でもまぁ、いろいろありますからね。けがしてたり、心が弱ってたりする時とか。
P:おれは自然の摂理に逆らわないようにしたいかな。大まかに言うとね。無理のないようにするとかさ。自分が行きたくないところには行かないし、それを感じ取る。

PINOと群青から見て一人、いいバイブス持ってるダンサーっている?

 

G:パッてすぐ出てくるのは外人とかになっちゃいますけど。リマインド(REMIND)ってやつと、アイバン(IVAN)ってやつですね。ケンスィフトと同じ位置にいますね。日本人で一人っていうのはむずいっすね…ぁ、SUJIさん(STRiPSE)もいいっすね。
pinoP:ぁ、いいね。
G:あの人、見てて面白いっす。人間もおもろいし。今ニューヨークいるんすよね。オレの行く期間と、モロかぶりなんですよ。だから何とか連絡取りたいなって。PINOさんもその間に遊びに来るんすよ。
P:4日間くらいだけど。とりあえず感じるだけ感じようかなと。で、オレが最終的にすごいと思う人は、やっぱりマイケル・ジャクソンかな。

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