TDM - トウキョウダンスマガジン

TDM Interview 
EJOE
Ejoe's Party
 

EJOE今は、いろんな場所でショータイムをしたいね。あと、3ヵ月に1回、年に4回、僕がホストのパーティーをやってる。規模は小さいんだけど、世界中のダンサーが集まってくるんだ。皆、「Ejoe's Party はNYのベストパーティーだ!」って言ってくれるんだよ。今このパーティーは俺のベイビーのような存在だね(笑)。

パーティーはハウスとヒップホップをワンフロアーでやるんだ。 よくフロアーによって分けるイベントがあるけど、それだと同時に二つのイベントをやるってことになって、ひとつの空間を作るってことにならないと思うからね。

料金はチャージなしのフリー(無料)パーティーなんだ。驚きでしょ。 だから「イージョーはビジネスがわかってない。」って思う人もいる。でも俺はさっきも言ったけど、常に先のことを考えてるんだ。

EJOEハウスミュージック、ハウスフィーリング、ハウスダンス。ほうきでこれらの要素を一回ではくように、すべてを融合させたい。 1990年に日本で最初にハウスをやった存在として俺が自分のマインド、信念を信じて、今やビッグシーンとなったハウスをコントロールする必要があると思うんだ。

四季に1度だけの特別な一夜のパーティーに世界中から集まる人たちが仕事や家庭って言う現実に戻ったときに、例えばスポンサーの商品を、僕のあのパーティーっに見たことによって気に入るとか、あの日見た誰かの洋服を買いたいと思うとか、そういう購買意欲を刺激するビジネスでやっていけるといいんじゃないかなって思ったんだ。

DANCE IS A MESSAGE
 

ダンスはメッセージ。伝えたいことが伝わるダンスが重要だね。

今、日本のストリートダンスシーンを例えて言うと、風船を一人ひとつじゃなくて、みんなで一つ持ってるようなイメージ。 早く割って、その欠片を一人一人が持てばいいのになって思う。
大阪のシーンはますますNYに近づいているし、東京はみんながいいと言ったことに流されてる。

個々に見ると光るものをもっていても、日本のシーンとして16年前に俺が日本を少しシェイクした時のような大きな変化がない。

EJOE特に若い世代はそれを怖がっているように思う。ここには昔のギャングやマフィアはいないんだし、踊りだけじゃなくて見た目やスタイルとか、そういう種族(TRIBE)としてのダンスシーンとしての動きがあると面白いと思う。個人単位で見ると「変わりたいのかな」って思う奴もいるから、何かおれがその手助けになれればいいね。 クレイジーであることは素敵なことだよ!

音楽が自分を変えた−MUSIC IS A PERSON.
 

幼い頃、おれは風変わりな子供で、物静かで読書ばかりしてた。母親と祖母が英語教師で、いろんな国の人をうちにやってきたんだ。 そのときにいろんな国のクラシックミュージックを聞いて育ったんだよ。KISSみたいなメタルロックにもはまったし、ヒップホップを知ったのもその時。そうしてあらゆる国の音楽を知ったとき、音楽がまるで人が話しかけてくるみたいに、内向的だった自分の中にすっと入ってきたんだ。なんとも言えない感覚だったよ。それが、それまで閉じ込めていたエネルギーが開放された瞬間だった。

EJOE誰に影響を受けたかと言うよりも、音楽が俺を変えた。ジャンルではなくてすべての音楽にね。音楽を聴くことでその国のことがわかるし、 どこの国の文化にも、音楽がある。人間が作ったものだから、音楽から人間を感じるんだ。

Water Monkey Style
 

EJOE動物でサルが一番好きなんだ。アザラシやペンギンも好きだね。俺のダンススタイルは「サル」と「水」だと思ってる。 水は固くなったり滑らかになったり、滴り落ちたり、薄くなったり、様々な変化をする。サルは、本能的な行動がすごいしね。 人間が教えてないのに知恵を使ってえさを採ったり、賢い。 サルには感情はないのに、知能がある。
俺もダンスをするけど、考えない。踊るだけ。
NO THINKING,BUT JUST DO IT.

Interviewer AKIKO
Editor imu
← Back123
'06/07/21 UPDATE
関連トピックス Update:06/07/21
DABDABDAB
7月27日(木)
DABDABDUB@Club M
にも出演決定!
詳細はコチラ!


Back Number