TDM - トウキョウダンスマガジン

始まりの瞬間 Perfect Combustion oneman-live
そして、待望(?)のコントが始まった。「お笑いのセンスもあるのか?」と正直疑問だったが、思わず苦笑が出るようなとこもあり、直ぐに彼らのペースに引き込まれてしまった。 ステージでいきなり脱ぎだしたり、なぜかKENSAKUのお母さんまで登場するし、所々に謎を感じつつも、まさに完全燃焼なコントが炸裂。会場は大いに笑いのるつぼへと変化していった。
立て続けにコントやラップが展開して前半が終了。少々の休憩をはさんだところで後半のステージへ。

ISOPPのDJプレイとGUNJOのジャンベによるコンビネーションライブが始まった。 全体的にはコント風味にまとめられているのだが、DJとジャンベの実力はなかなかのもので、見応えはかなりアリ。それでもお笑い風味にしていたのは、お客さんを退屈にさせないための配慮だろう。
後半最初のダンスが始まった。前半のダンスとは打って変り、BREAKINというよりはHIPHOPに近いダンス。様々なジャンルの踊りを混ぜている。民族的な怪しげな振り付けから始まり、四人が二人同士に分かれて気持ちの良いテンポのダンスに変化。あの見せ方はいくら練習をしたからといって、そうそう見せられるものではないだろう。やはり一人一人の実力が優れているから成せる技なのか。 そして、ソロまわしがあり文句なしのダンスで会場を魅了した。
最後は「始まりの瞬間」という歌で締めくくり。このイベントのサブタイトルにもなっているこの曲は、彼らにとっては特別な思い入れがあったのだろう。歌いだす前にKENSAKUのMCで曲についての思いが語られた。パンチの効いたビートにデジロックっぽい音で会場は盛り上がっていた。
ダンスやDJプレイ、コントなど、様々なことを披露してくれた「Perfect Combustion」。過去のダンサーとは一味も二味も違った切り口を多数持っていることを、今日ここで再確認した。あの「BRONX」が再結成したことだけでも、その意義はとても大きいはず。
ライブショーはこれからも継続して開催されるという事なので、是非一度足を運んでみてはいかがだろうか。彼等の今後の動向に注目&期待!
Perfect Combustion公式サイト
'02/10/15 UPDATE
Editor:I.K / Photo:ENO-KID
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