TDM - トウキョウダンスマガジン

B-BOY PARK 2001

ダンスバトル
次の日の11日(土)にはクルーバトルが予定されていたが、あいにくの雨のため12日(日)に延期。12日も雲行きは怪しかったが、代々木公園にて無事にクルーバトルが開催された。先日のリキッドルームのバトルが非常にショー的な演出であったのに対して、クルーバトルは屋外にDJブースとリノリウムというブレイクダンスの原点とも言うべき雰囲気の中で行われた。

今年のクルーバトルの目玉は何と言ってもアメリカから遙々やってきたTRIBAL CREW。普段ならゲストとしてだけ来る海外勢だが、今回は参加ということでトーナメントもいつも以上に盛り上がっている。(トーナメントは表参照。)
また、東西の有名クルーがユニットを組んだTeam B-BOY ParkにはBRONXからカズ、イソップ、Miraclesから先日2on2優勝のチャンポン、ハル、ワセダブレイカーズのワカタケ、一撃のコースケなどの実力派B-BOYが顔を揃えた。バトルでは第一回戦からフロアマスターズやSHIVAが相次いで敗退するなど、そのレベルの高さを感じさせた。
TRIBAL CREWは第2回戦からシードで参戦。最初からダントツの優勝候補で、圧倒的な強さでトーナメントを勝ち上がっていく。

しかし日本のB-BOYも負けずと激しいバトルを展開。特に準決勝の沖縄FREEZE戦では沖縄FREEZEがColumbusのオリジナルの倒立技やスローAトラックスなどでColumbusを挑発。他にもAトラックス合戦などもあり、スタイル、パワーの入り乱れる激しいバトルとなった。このバトルではMoyのエアー7連発からトーマスでタイムアップとなり、TRIBAL CREWが勝利を手にした。

決勝戦はTRIVAL CREW vs Unity Selections (所沢)。どちらもパワー・スタイル共に激しい攻防を見せる。最後はApacheの曲に合わせて全員がフロアになだれ込んでフリーズ。決勝戦らしい非常に白熱しながらもお互いに楽しんでいる感じのバトルだった。決勝戦の勝敗はTRIBAL CREWが堂々の優勝を飾った。
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