TDM - トウキョウダンスマガジン

TOKYO DANCE DELIGHT VOL.4
2002/10/20(Sun)@新宿LIQUID ROOM。雨が降る新宿の空の下に、115人の戦士が集い、熱いダンスの戦いを繰り広げた「TOKYO DANCE DELIGHT VOL.4」。この白熱したストリートダンスコンテストの模様をレポートする。
総合的に見てみると、今回のダンスコンテストにはいろいろな特徴があった。 まず、6つジャンル(フリースタイル・ハウス・ジャズ・ロック・ポップ・ブレイキン)エントリーが可能だったこと。ショウケースに対して審査ポイントが幾つにも別れ、即時に結果が発表できるシステム。ダンサーの審査員と主催者側の審査員でジャッジが下されること。以下の結果発表を見ても分かるようにダンサー側がつける得点と主催者側がつける得点に大きな違いがあることが分かる。
今回は37チームというDANCE DELIGHT史上最少の出場チーム数。そして会場も前回までは渋谷ON AIRで行われていたのにも関わらず、新宿LIQUID ROOMへと移転。新宿LIQUID ROOMはダンス系イベントをほとんど開催していないので、ダンサーには少々馴染みが薄いハコである。会場の雰囲気も盛り上がりに欠けているか?と思いきや、そんな心配は無用。これから始まるダンスバトルを目の前に、期待と興奮に胸を膨らませた観客達で会場は徐々に埋め尽くされていった。 今回のゲストダンサーには東京の豪華HOUSEユニットALMAと、今年のJAPAN DANCE DELIGHTチャンピオン3D CREWが登場。そして審査員はマシーン原田をはじめ、今年のJAPAN DANCE DELIGHTで活躍のYOSHIE、ALMAからHYROSSI、更にはACKY、DOMINIQUEといった歴代JAPANチャンピオンメンバーの参加だ。
今回もAブロックとBブロックの2ブロック制に分かれての開催。16:00を過ぎたその時に、いよいよAブロックがスタートした。本来のエントリーは22チームだったが、キャンセルにより20チームとなったAブロック。ジャンルとしては比較的HIPHOPが多い中、LOCKINGのゲロッパはひときわ観客のハートをつかむショウを見せてくれ、審査員のHYROSSIも大絶賛であった。

Aブロック終了時点で、各審査員からのコメントが発表された。中でも「良い悪いに関わらず例年に比べてダンススタイル的にオーソドックスだった。」という意見や、「印象に残るチームは曲を何曲も使うのではなく、1・2曲のみでしっかり踊りあげる構成をしている。あまり曲を多用するのは良くない。」といったコメントが印象に残った。
DJ TIMEではDJ MARのダンサー好みの選曲で、フロアーは踊りまくるダンサーたちで揺れに揺れていた。
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