TDM - トウキョウダンスマガジン

DAB DAB 2003.12.18
JAZZ系のダンサーが多かったのか黄色い歓声が凄かったですね。いつものDAB DABと一味違った傾向として、面白い瞬間っていうかナウイ事をやってくれたダンサーにはどのチームにも関わらず歓声が飛び交うのですが、今回は登場してくると同時に退場するまで叫び続けるお客さんが多かったのにびっくりしました。個人の人気が高い為だとは思いますが何故か驚異的な気分になりました。
non+木下菜津子+小渕博美 〜ちょうちょ結び〜
3人3様のバックグラウンドから出てきた世界はかなり飛んだ“TRANCE”の世界観でした。ダンスの踊りだけではなく人間に入ってくる視覚の全てに作品のテーマを入り込ませる。白い衣装に彩る鮮やかで、挑発的なエネルギーがリンクする空間でした。最近では音・光・ダンス・映像が上手く取り入れてある作品を目にしますが、今後もより追及して作られる空間を求めていきたいものです。
NAOKI & YUYA
NY HOUSEのVIBEを持った対照的な2人のショウケース。とことん攻撃的で表に出してくるエネルギーと、何かを秘めた内面から滲み出るパワーの違いを楽しめました。己を“素”で表現してくる所が好き。
JUN+SETO+SHIBA+SHINTARO (Meltin'Pot)
ミュージカルとはまた一味ちがっているんだけどエンターテイメント性のある魅せ方。“大人のダンス遊び”を楽しく真剣にしているところ、それは観客も楽しめる要素の一つなのではないでしょうか。身体の末端まで注がれる意識とエナジーが見ている人に隙を与えない。素敵でした。
今回のDAB DABは全体的に「ダンサーとしてショウを見せる」という観点を重視したダンスショウケースが多かった気がします。これもまたダンスを楽しむ面でとても大切な事で、今後もより多くの人の心を魅了していき続けるモノとして広がっていって欲しいと思っています。次回はいろんなダンサーの世界観の追及として、各ダンサーにソロで出演して頂けるようにお願いしています。SOLOが始めてにゲストダンサーもいますので楽しみにしていてくださいね。(^^)
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