TDM - トウキョウダンスマガジン

DANCE AWARD
2002.12.7(Sat)、川崎CLUB CITTAにて「DANCE AWARD」が開催された。今回が初めての開催にも関わらず会場には多くの人々が詰め掛けていた。コンテストの出場者は総勢50チーム。かなりの数のダンスチームである。今までに無かった「ダンスアワード」という新しい形のダンスコンテストをレポートする。
日本のDANCEシーンが始まってから約30年。以来、シーンの認知度は日本で年々確立されていき、昔とは比べ物にならない広がりを見せている。特に、各CLUB EVENT、DANCE SCHOOLなどは数も増え、ここ数年で急成長したと言えるだろう。しかし、DANCEシーン全体でのEVENTはまだまだ少なく、ジャンルの壁、例えばBREAKINならばBREAKIN。HIPHOPならばHIPHOP。というように個々のDANCEシーンのような発展へと変貌している。その様な壁を取り払い、"DANCEを踊る""DANCEを創る""DANCEを見せる"と言ったダンスカルチャーを根強く発展させるというコンセプトのもと「DANCE AWARD」は開催された。
そして、インストラクター、ストリートダンサー、ストリートダンスチーム様々な形でのDANCEを、ジャンルの壁にとらわれず表彰する。その為に、今のDANCEシーン各ジャンルでTOPと言える様な審査員達を集いコンテストは開催された。

またこのイベントでは日本でダンスシーンが始まって約30年間、日本のDANCEシーンに貢献している人達やDANCEシーンに大きく影響を与えた人達も功労賞と題し表彰をする。
当日はあいにくの雨であったが、多くの人々が集まっていた。会場入りしてまず驚いたことは、審査員達の豪華さだった。どの審査員も今のダンス界をリードしている大物ばかりで、各ジャンル片寄りなく選ばれていた。
DANCE各ジャンルの審査員を均等にすることでダンススタイルの不公平さを無くしている。どのようなジャンルのダンサーが踊ってもこれならば、確かに公平なジャッチが下されるだろう。50チームの中から頂点に選ばれることだけでも名誉なことだが、この審査員達に選ばれるということはダンサーにとっても、とてつもない事だろう。
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