TDM - トウキョウダンスマガジン

DANCE TRIBE vol.3 @ club citta' 2002/08/31
早くも第3回を迎えたDANCE TRIBE、OHJI氏率いるKING CHILD主催ということで今回も取材に行ってきました。若手から大御所までが顔をそろえ、ショウタイムはもちろんDJタイムのバトルまで盛り上がった熱気をしっかりレポートします。
8月が、イコール夏が終わろうとする土曜日、いつものCITTA'にダンサーが集まった。「 あれ、でもいつもと違うぞ?」と思ってよく見ると、なんとステージがフロアの真ん中に設置され、360°どこからでも見れるようになっている!おまけに観客は普段のステージに上がっても可!というかなり親切なレイアウト。
"ショウを見せる"ことを大事にするなら他のイベントにもこういうスタイルが定着していくといいかも。当然のようにDJタイムに座っちゃうお客さんも多かったのは残念だけど。

DJ YAN,、KAIE、KIBOO&KOBOOがプレイするのはブレイクビーツ、テック・ハウス。ひたすら打ち込みなプレイで、バトル系ダンサーのテンションはかなり上がり気味。
特に2部が終わると、回転倶楽部やPERFECT COMBUTIONといったブレイク陣はもちろん、スペシャルゲストやLockin'on、遊びに来ていたSO DEEPのメンバーなどが左右に分かれて大暴れ。ジャンルもばらばらなだけにいまいち噛み合ってない(笑)ようなところもあったが、観客は大喜び。
さて、肝心のショウタイム。そもそも日本のダンスシーンを代表する大御所の一人、OHJI氏が仕切るだけに、とにかく出演者の幅が広い。全体的に見ても、オールドスー ル系、からニュースクール、クラブダンサーからショウダンサーまで幅広くフォローした構成で、とても見やすいショウが多かった。
それぞれのフィールドで活躍しているダンサー達が皆充実したパフォーマンスを見せてくれ、お客から見てもかなり満足度の高いイベントになっただろう。イベントの客層やテンションに左右されがちなクラブダンサー(特にヒップホップ?)系のチームが、これまで以上にプロ意識を持ち始めているように感じたし、RAVE世代といわれるダンサー達も成長、風格が出てきたように思える。その一方で各ジャンルの「ベテラン」と言えるような世代はそれぞれに独自の世界を作っている...そんな印象だった。
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