TDM - トウキョウダンスマガジン

DAB DAB 2.21
1部ショウタイム終了後のDJタイムからはB2Fもオープン。いつも壮大な世界観でフロアを熱くしてくれるDJ KAZと、ゲストの大阪ナンバーワンハウスDJ DAISUKEがB2Fに独自の空間を作り出してくれた。なお、今回の新しい試みとしてB2FではVJにも参加してもらったのだが、これはSKYパーフェクTVの番組"GET TV"の映像を使わせていただいた。ハウスミュージックをもっと広めようという主旨のこの番組に、微力ではあるが協力していくことができたのではないかと思う。
音楽とお酒と空間に来場者が程よく酔った頃、ゲストダンサーによるショウタイムがスタート。ヒップホップの王道を歩む"QUEEN MOBB"は、シェイクが流行っているなかで一切シェイクを使わず、自分達のスタイルを追求しているという印象を受けた。選曲からはセンスの良さが感じられ、セクシーな衣装なのに「カッコ良さ」のほうが際立ったのもショウへの真摯な姿勢あってこそだろう。今後もそんな彼女達のスタイルを保ち続けて欲しい。
ラストを飾ってくれたのは、N.Yから来日中のSHAN.S、ハウスダンスを日本に伝えた第一人者KOJI、そして誰もが実力を認めるHIROによる3人のユニット。曲に合わせて自由自在にリズムを取り、「静」と「動」を見事なまでに体現していた彼らのダンスには、座って見ていた前列の人達が無意識に立ち上がってしまうほど。思わず「コレこそがハウスダンスだ」などと語り初めてしまいそうなほど見ごたえのあるパフォーマンスで、文句なしにこの日のNO.1チーム。ビデオを撮っていた人も多かったが、かなり貴重なパフォーマンスを録画できたのではないだろうか。
その後のクラブタイムは今回も大騒ぎ。相変わらず飲まされ続けていたDJ、ショットを店員に勧めるオーガナイザー(我ながら、お恥ずかしい…)。ノリにのっていたDJ SHIBUCHINは、選曲といい雰囲気といい、とにかく気持ち良い空間を演出してくれていた。何気なくフロアーを見渡しても、みんながそれぞれに楽しそうに踊っている。残り少ない時間を惜しむかのようにDJの選曲にも熱が入る。終了時間をオーバーしたのに「もう一曲!もう一曲!」とアンコールが入り、最後の最後までプレイしてくれたDJ OHISHI。個人的にも、彼の選曲には毎回まんまとハメられてしまう。今後の活躍に一層期待したいアーティストの一人だと言えるだろう。
次回"DABDAB"は3月21日春分の日。いつもは仕事や学校の都合で早い時間にはくることが出来ない…という人も、ぜひOPENから参加して欲しい。
きっと、「ステキな休日を過ごせた」と思えるはず。
次回のイベントの詳細はこちら
'02/03/05 UPDATE
Editor:AKIKO
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