海外公演特集 Part2 中西幸子 〜 面白い、を世界と。 〜 |
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ストリートダンスシーンにおいても、演出された作品が評価を受ける様になってきたことや、自主公演の開催で舞台作品の世界に近くなってきたことと、舞台の業界がストリートダンサーを求めてきたからこそ中西さんと出会えたのだろう。
去年行われた、神奈川芸術劇場、通称KAATでのストリートダンスフェスティバル仕掛け人の彼女だが、元々まったく畑の違う人間が、HIROやマシーン原田氏、宮田健夫氏と組み、ひとつのフェスティバルを形にしたことはとても意味深いと思う。今回のインタビューでも彼女から「海外交流基金・助成金」というワードをよく聞くが、そういったシステムや申請方法などをストリートダンス業界の人たちは無縁だったのだから。
もちろん、世界的なバトルやコンテストのシーンも活気があり、スペシャリストは国内外関わらず活躍しているけれど、団体の作品を世界に持っていくことはそれ以上に難しいだろう。公演作品は勿論テクニックも必要だが、それ以上に観客を魅了する演出・脚本・構成といった要素も重要になってくる。7月22日に開催されるUPPER FIELDでも海外公演実現への力になってくれる中西さんからもらった言葉に耳を傾けてもらいながら、ダンス王国・日本を世界へアピールしていこう!
中西幸子
1980年玉川学園女子短期大学卒業。舞台招聘公演の企画制作会社カンバセーションでの28年間の勤務を経て、2011年より株式会社パルコ エンタテインメント事業部所属。
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'12/06/15 UPDATE |
interview by AKIKO
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