黒木由美 〜 Nature does nothing in vain. 〜 |
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初めの出逢いは彼女がニューヨークから帰国してすぐの2004年。イベントでご一緒した時、サルサ世界チャンピオンのパートナーとしてワールドツアーに回った功績を裏付ける、キレがあり隙のないソロパフォーマンスがとても印象的だった。一つ一つを完璧にしていく作品創りの姿勢と「本番当日、納得いく踊りを踊れていない自分を見るのが嫌だから練習するんですよね。」という言葉がすごくしっくりくる。
舞台を創ることを考えたら苦しさが永遠に続くように感じてしまうと語るストイックな彼女だからこそ、一流のダンサー陣が彼女の作品に参加する。新しいことを創り出すことにこだわるけど、一般の方が見やすいベタなモノ作り・・・コレが難しい。話すと律儀で良く笑うピュアなエネルギーの持ち主、黒木由美のインタビュー。
黒木由美
「JIL Entertainment Gallery」主宰。
2歳よりクラシックバレエ、5歳でモダンバレエを始め、15歳にてボールルームダンスと出逢い深く感銘を受ける。
元全日本プロフェッショナルラテンチャンピオン・桑原明男氏に師事し、プロフェッショナルボールルーム競技会でプロとして活躍する傍ら、日本女子体育短期大学舞踊専攻を首席で卒業。
同短期大学にて、クラシックバレエ・モダンダンス・ジャズダンス・タップダンス・フラメンコ・日本舞踊等を学び、その後HIP HOP・FUNK JAZZにも活躍の幅を広げる。
テレビ東京「RAVE2001」でチャンピオン・MVDに輝き、その後はPVやテレビコマーシャルなど様々なダンスシーンで活躍。
2000年渡米。活躍の拠点をニューヨークに移した翌年、伝説のショーケース「アポロシアター アマチュアナイト」に出場し、HIP HOPチーム「BiTriP」の一員として日本人初のグランドチ
ャンピオンに輝く。その後は客船QEU(クイーンエリザベスU世号)でのショーへの出演や、MTVなどのメディアで活動。
2003年には同年のワールドサルサチャンピオンであるJhesus Aponte氏に見出され、彼のパートナーとしてアメリカ、ヨーロッパ各地でサルサフェスティバルにゲストダンサーとして出演。その一方でマイケル・ジャクソンの芸能30周年イベントオーディションで最終審査まで勝ち上がるなど、様々なジャンルでその才能を発揮する。
2004年7月に帰国。海外での経験を活かし、「JIL Entertainment Gallery」を立ち上げる。同カンパニーでは構成・振り付け・演出・コスチュームデザイン・制作等トータル的に手掛け様々なジャンルに精通するからこそ表現できうる独自の世界観で観客を魅了する。
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'12/10/31 UPDATE |
interview & photo by AKIKO
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