TDM - トウキョウダンスマガジン

KRUD・変幻自在の雲、どんな形にもなり得る
KRUD Photo今回は、日本テレビ系『夜もヒッパレ』等のテレビ番組から、AOYAMA NIGHT、DACHS HUND CAFEなどクラブイベントまで、多方面で活躍しているKRUD(クラウド)にお話を聞いてきました。

KRUD名義でのビデオ "KRUD2000.COM " も発売、更に7月にメジャーデビューを目前にしたKRUDとしての彼らの顔から、クラブダンサーとしての一面、さらにプライベートまで、盛りだくさんです。いつもクールでカッコイイ9人の素顔を見てくださいっ!

9人9色それぞれの素顔
今度正式に東芝EMIからデビューするわけですが、KRUDのコンセプトみたいなものがあれば聞かせてください。やっぱりメジャーに対しての意識はあるんですか?
YARI(以下Y):メジャーに売りかけていくために集まったとか、そういうことではないです。自然の流れで集まったんですよ。

SHINDO(以下SIN):お互いに無いパワーを得ようって感じで。メジャーの意識はしつつ、でもクラブのイメージを大切にしてます。
でも実際のところ、より一般的なオーバーグラウンドの場面で踊ることも多いですよね。振り作りや曲作りで具体的に工夫しているところはありますか?
Y:ある程度わかりやすいものをとは思ってます。

DAISAKU(以下D):クラブとテレビなどの映像とでは求められるものが違うと思う。クラブではノリ重視だったり、映像では振りを揃えることが必要になってきたり。

ATSUSHI(以下A):DAISAKUの言うように、確かに映像だと迫力や臨場感が伝わりにくいんで、そこを構成で補ったり、多少個性を抑えて調和を目指したりっていうのはあります。でも結局アングラ(アンダーグラウンド)のシーンでやってる事に基づいているわけで、アングラとかメジャーとかっていうラインは引いてないつもりです。

SIN:むしろ今までがメジャーとアンダーグラウンドの区別をしすぎてきたと思う。クラブで活動していた人がメジャーに行くと白い目で見られたり。そういう状況を変えていきたい。根っこにあるものは変わらないんだし。
KRUDのメンバーは、そういう根っこの部分としてもともとはヒップホップを踊っていた人が多いと思います。今、そのスタイルが変わりつつあるように思うんですが…
D:踊りにはいろんなジャンルがあるけど、今俺らがやっていること ってどんなジャンルでもないようで、どれにもあてはまる。今まで やってきた踊りに加えて、さらにKRUDオリジナルの新しい踊りが 出てくるんですよ。

CHU:個々の踊りのバックグラウンドは違う。KRUDのスタイルって いったら、個人個人が持っているものを曲に合わせた、集大成って感じ じゃないかな。
ショータイムのときは、やはり曲を先に決めるのですか?
CHU:曲のイメージで振りを作るから、曲が先!
曲はどうやって選んでいるんですか?
CHU:センスで(笑)。

D:コンセプトはあります。今回は思いっきりヒップホップで、とか。今まではNOZOM君※に協力してもらって曲を先に決めてきたけど、今後は踊りから発想してオリジナルの曲を作っていくことに挑戦したい。
なるほど。他に挑戦していきたいことはありますか?KRUD全体としての、今後の目標や目指す位置を聞かせてください。
SIN:踊りだけだと限界があると思うんで、個人個人が好きなことすべてをトータルしてKRUDの枠を広げたいです。

A:よりリアルな部分を表現したいですね。その時やりたいと思ったことを、自分達の手で着実に形にしていくことが大切かな。

D:エンターテイナーになりたい!メジャーシーンとアンダーグラウンドシーン、両方の顔を持っていたいですね。幼稚園児からおじいちゃんまで見てもらえるところに居つつ、クラブでもチーム活動を続けたい。10年後や20年後に、影響を受けた人(チーム)として名が挙がるようになりたいですね。
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